糖尿病には2種類あり、一つは小児や青少年の糖尿病にみられやすいタイプで、I
型糖尿病と呼ばれ、もう一つは、わが国の糖尿病の大半を占める中年期以後の人にみ
られやすいⅡ型糖尿病です。
糖尿病患者は現在も増え続けています。主としてⅡ型が増加しています。Ⅱ型は遺
伝を背景に、過食や美食、運動不足、ストレスなどが加わって発病します。肥満者に
よくみつかります。糖尿病ではなくても正常より血糖の高い「境界型」と呼ばれる人
は、油断すると糖尿病に移行しやすいので要注意です。
高脂肪食がⅡ型糖尿病の最大原因です。脂肪摂取の多い民族ほど糖尿病が多いこと
が知られています。近年の日本人の糖尿病多発は、食生活の洋風化と関係していま
す。高脂防食は、インスリンが効きにくくなります。脂肪摂取は総カロリーの20%以
下で十分です。
炭水化物が糖尿病に悪いという証拠はありません。高炭水化物食は血糖値を下げる
ことが認められています。高炭水化物食がインスリンを効きやすくします。ただし、
砂糖は望ましい食品ではありません。
食物繊維が血糖を下げることは証明されているので、できるだけ繊維をとるべきで
す。高繊維食はインスリンを効きやすくします。さらに、コレステロールを減らし、
血圧を下げ、大腸ガンの危険を減らします。また、高繊給食は様々なビタミン・ミネ
ラルの摂取をもたらします。
食物繊維には、水溶性と非水溶性とがあり、水溶性繊維が血糖を下げます。水溶性
繊維を含む食品は、果物・オーツ麦・大麦・豆類です。食物繊維として毎日30~50g
がすすめられます。
砂糖の使用は少量が望ましく、果糖や、ソルビトールなどの甘味料を少量使うこと
は容認できます。
アルコール飲料は血糖を上昇させやすいので、血糖が高めの人にはあまりおすすめ
できません。ビタミンやミネラル類は豊富にとるべきです。野菜・果物・芋類・未精
白穀物を十分とる方がいいです。
運動不足も糖尿病の原因です。運動することで、インスリン抵抗性を改善させる、
肥満を是正する、食後高血糖を改善させる、脂質代謝を改善する、心肺機能を改善す
る、ストレスを解消する、などの効果があります。
参考資料 「バランス健康法」
健康増進クリニック院長 水上 治 著
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