そもそも人はなぜ病気になるのでしょうか。
さまざまな病のすべての原因は免疫にあります。免疫は心の状態と深く関
係があります。
心の状態が良好なとき、免疫力は高いのですが、心が暗くなって落ち込ん
だり、怒ったりすると、精神状態が不安定になり、免疫力が低下します。
また、私たちの体は自立神経によって均衡が保たれています。自律神経は、
血管や内臓といった分野の働きに作用するものです。
また、体がリラックスしているときは、体内で分泌、排泄が活発になります。
涙、クシャミ、咳、唾液、尿など体から分泌物が外に出るときは、副交感神経
が優位に慟いているときなのです。
このように、私たちの体は、日々の生活の中で、無意識に交感神経と副交
感神経をバランス良く働かせることで、心身の健康を保っています。
ですから、逆にこの2つのバランスが崩れると体の変調が始まるのです。
自律神経は交感神経と副交感神経から成り、この2つが適切にバランスを
とることで、私たちの健康がコントロールされているのです。
交感神経は運動したり、興奮するなど活動的な働きをうながす神経で、副
腎でアドレナリンというホルモンが分泌されます。すると、全身の筋肉に大
量の血液が送られて、脈を速くします。しかしその分、内臓に送られる血液
が少なくなり、内臓の働きが鈍くなるという作用もあります。
反対に、寝るときや、貪べるとき、リラックスするときに働くのが副交感
神経で、その神経末端でアセチルコリンというホルモンが分泌されます。こ
れにより、気持ちが穏やかになり、脈はゆっくりになり、内臓への血朧が良
くなります。
緊張しているときに食事をすると胃が痛くなったりするのは、交感神経の
働きが活発なため、消化器官への血流が不足しているからです。
逆に副交感神経が活発でリラックスしているときは、消化管機能が順調に
働いているのです。
参考資料「病気にならない免疫生活のすすめ」
新潟大学院教授 安保 徹 著 中経文庫
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