すべての膠原病とはいいませんが、多くの膠原病は、圧倒的に女性に多い病気です。とく
に、慢性関節リウマチとSLE(全身性エリテマトーデス)は、女性優位が顕著です。
患者は色白で、ふくよかな外観をしています。リンパ球過剰を背景にして発症するものと考えら
れます。リンパ球過剰の特徴は、①ストレスに過敏になる、②リンパ球反応を強くあらわし、
治るときに発熱や炎症の過剰反応を起こしやすい、ということです。
色白でふくよかな体型の人はリンパ球が多く、あるところまでは病気とは縁が少ないので
すが、行きすぎると過敏状態になります。ストレスを受けて、対極の交感神経緊張になりや
すいのです。
もう一つ、このタイプの人の弱点は、運動がめんどうになり、低体温になりや
すいということです。いずれもリンパ球減少あるいはリンパ球があるが働けないという免疫
状態になり、常在ウイルスに対して無防備となります。多くの膠原病が風邪のような症状を
伴って発症してくるのには、こういう理由があると思われます。
色白でふくよかな人は、そもそもリンパ球を多くつくれる体質になっているので、ウイル
スによる炎症で過剰反応を起こしてくるということです。風邪のような症状が出ても、多少
関節が腫れて病むというのであれば、そのまま治癒に至ります。しかし、このような人たち
はリンパ球が多すぎて治癒反応が強くあらわれるため、組織破壊も進み、自己抗体の産生、
そして膠原病へとつながるのです。
このようなことを考えると、リンパ球が多く長寿などには有利な免疫力が行きすぎたとき
に不利益に働き、膠原病をつくっているということになります。薬にかよりすぎず、炎症を
軽くして脱却をはかる必要があります。綜合医学会会長の甲田光雄先生が、食事制限によっ
てリウマチ患者を治しているというわけも、ここにあると思われます。リウマチやSLEの
ような膠原病でさえ、その人自身の生き方がっくった病気であるといえるのです。
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参考資料 「病は気からの免疫学」
医学博士 安保 徹 著 講談社
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