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「腸管免疫」を高めれば、ガンも撃退できる!(4)

加齢に従って免疫力が低下するために、高齢者はガンにかかりやすい


 前項では人体の免疫機能について説明しましたが、もう少しリンパ球について解説を加
えてみることにします。

まず、リンパ球は赤血球や白血球などの他の血球成分と同様に、骨髄の造血幹細胞から 
作りだされます。そして、リンパ球のうち、T細胞は心臓の上にある小さな免疫臓器であ
る胸腺へと運ばれるのですが、そこで厳密な選別が行われるのです。


 T細胞は前述した通り、司令塔となって免疫機能をコントロールしています。そのた
め、自己と非自己とを正確に区別できなければならず、これがうまく機能しなければ自己
の正常な細胞を非自己として攻撃する自己免疫疾患となるほか、非自己の真物を自己とし
て認識して体内での自由な活動を容認してしまいます。


 そのため、T細胞は胸腺のメッシュ構造である上皮細胞へと運ばれ、主要組織適合(H
LA)抗原を認識できるか、できないかをテストされるのです。そして、HLA抗原を認
識する力がないと判断されれば、T細胞は死を宣告されて細胞死を迎えます。


 つまり、自己と非自己を選別するのはT細胞であり、そのT細胞を選別するのは胸腺と
いうことになるのです。

しかし、エリート集団であるT細胞の数は少なく、胸腺で分化されるT細胞は運ばれた数に

対してわずか5%に過ぎません。その多くが胸腺から不適合と判断されて排除されてしまう

のです。
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 さて、ここまで話を進めてきて、胸腺の重要性についてご理解いただけたと思います。

胸腺が正常に機能していれば免疫力も高まりますし、例え細胞がガン化しても胸腺が分化
したT細胞がガンを攻撃してくれるわけですから。


 このように、人体の免疫機能を大きく左右するのが胸腺なのですが、胸腺は成長ととも
にその大きさや機能が変化します。大きさでいえば、生まれてから10歳ぐらいまでの間に
徐々に大きくなり、機能も10歳ぐらいでピークを迎えるのです。


 その後は大きさ、機能とも低下をし始めるのですが、実際の免疫力の低下は胸腺の機能
低下に10年ほど遅れて、20歳頃から低下してくるのです。胸腺の大きさは、40歳ごろでピ
ーク時の10分のIとなり、70歳ごろではほとんど脂肪の塊となってしまいます。免疫力も
それに比例し、40歳ごろでピーク時の2分の1、70歳ごろには10分のIにまで低下してし
まうのです。


 このように加齢に従って免疫力が低下するために、高齢者は感染症やガンに罹りやすく
なります。つまり、感染症やガンは免疫不全症候群だといえるのです。

 しかし、全ての人間が高齢になるとガンを発症するかといえばそうではありません。

ここに第2の防波堤ともいうべき、「腸管免疫」の秘密が隠されているのです。


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【乳酸菌生産物質→腸内の善玉菌→免疫力強化→癌退治】


が増えると、栄養の消化吸収、ビタミンの合成、ホルモンの生成、

有害物質の分解などが行われ、免疫力が強化されます。


当然、自然治癒力も向上し、癌にたいしても、対抗する力がそなわって
くると期待できるのです。


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<参考資料「ここまで来た!乳酸菌生産物質」より
(製造元日本バイオの顧問矢澤一良著)
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